教授からのご挨拶

 高知大学医学部薬理学講座教授の齊藤源顕でございます。私が高知大学に赴任いたしまして早3年目に入りました。高知は全国でも最も早く春が訪れる地域であり、今年の桜の開花は3月21日、その頃にはもう田植えが始まっています。私は赴任当初に最初の2年間は教室の基盤の確立と位置づけておりました。 この温暖な気候のもと、教室運営は順調に、研究は予想以上に進みました。現在の教室員は私以下、清水孝洋准教授、東洋一郎講師、清水翔吾助教、中村久美子技術専門職員と事務の近藤そのさんです。 当教室員は皆「常に高い向上心、幅広い能力・知識とhard working」を持ち合わせている戦う集団に育ち、各人自身の役割を良く理解しています。 清水准教授はピッツバーグ大学医学部に留学中ですが、今まで以上の深い洞察力、実験遂行能力や見聞を身につけてくれる事と期待しております。 昨年脳神経外科教室から異動してきた東洋一郎講師は、今まで遂行してきたグリアを中心とした脳機能の解明をさらに発展させ、教育への積極的な参加を期待しています。 清水翔吾助教は、下部尿路の薬理学研究を中心にさらなる飛躍、よりハードに自ら手を動かし自らのデータで研究を遂行していくことを期待します。 中村技術専門職員には、実験器具のみならずシステムをよく管理し、研究の土台を支えることを期待します。
 この4月より3人の新たなメンバーが当教室に参加します。大学院生として小児思春期医学の山本雅樹先生、脳神経外科の上羽佑亮先生と高知大学理学部から卒業研究生として新武享朗君です。 3人の先生方には是非研究の楽しさと醍醐味を知っていただき、持続した研究のできる医師・研究者になっていただきたいと願っています。
私は常々大学とはいろんな意味で開かれた場所であるべきで、学内外の研究者との共同研究は非常に重要と考えています。昨年度はイェーテボリ大学からのFelix Holmstrom先生と鳥取大学からの川本文弥先生が当教室に短期留学し、それなりの成果を残すことができました。
 高知大学、高知工科大学や高知県立大学をはじめ日本国内はもとより海外からも薬理研究や薬の作用に興味のある方は、私たちと一緒に実験や勉強会に参加しませんか?薬理学教室では我々と一緒に研究をしたいという学内外の学部生や大学院入学希望者を広く募集しております。興味のある方は、是非齊藤まで御一報頂けると幸いです。



高知大学医学部薬理学講座・教授
齊藤源顕


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